経鼻胃内視鏡検査のご案内
吐き気が起こりにくい検査です。
風邪をひいた時の診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「おえっ」となりそうな経験をしたことがあると思います。
これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。
ところが、鼻から入れる場合は内視鏡が下の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。
検査中に話ができます。
口から内視鏡を入れると、口がふさがってしまうために検査中は話ができません。しかし、鼻から入れる場合は口を自由に動かせますので検査をしている医師と会話ができます。
気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。
体にやさしい検査です。
鼻からの内視鏡は鼻腔(びくう)へ、スプレーをして出血を予防し、ゼリー状の液体を流し込んで局部麻酔をおこないますが、鼻の中に注射するようなことはありません。
麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30分で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。
お腹の張りによる不快感を軽減します。
胃内視鏡検査では、まだ採用が少ない炭酸ガス送気装置を使用しています。
内視鏡検査時には胃に空気をいれるため、お腹が張ってしまうことがあります。
空気の代わりに炭酸ガスを使うことで、検査時のガスがより早く体に吸収され、検査後のお腹の膨満感からくる苦痛を軽減します。検査中はもちろん、検査後の苦痛の少ない検査を実施します。
精度の高い経鼻胃内視鏡検査です。
レーザー光源を搭載した次世代内視鏡システムで内視鏡検査を行っています。
レーザーを光源に採用した内視鏡システムで、従来の経鼻内視鏡より明るく鮮明な画像が得られ、正常部と病変部の微妙な違いを強調できるなど、性能が向上しています。